大丈夫かね、mixi?

こんなニュースがありまして。

ユーザーの日記をミクシィが商品化? 新しい利用規約にユーザーの反応は?:MarkeZine(マーケジン)

 ミクシィが4月1日から施行する新たな利用規約の中に、ユーザーの日記の情報をミクシィが無償かつ非独占的に使用する権利があるとする条文が盛り込まれた。


要はmixiで書かれた文章の著作権だとかナントカ権とかは書いた人にはなくてmixiに帰属するみたいなことです、よねー。多分。もっとざっくり言うと、ミクシィ発の恋愛小説が書籍化!映画化!みたいになった時、権利はmixiが保持する、と。神絵師さんのイラストをイラスト集にしてmixiが大儲け、みたいな?エー?ちがう?(´Д`)
まぁ正しくは個人の権利については、

ミクシィに対して著作者人格権を行使しないものとする

という一文しか読み取れないらしいのですが、これだけでも「エー?」なかんじー。


この件に関しては、小飼さんも言及してらして(→こちら)、途中で言われている、

しかし、私が言いたいのはそれではなくて、mixiSNSではなかったのか、ということだ。SNSの世界において、ユーザーコンテンツは公開によって価値が生じるのではなく、非公開によって価値が生じるのではなかったのか。誰にでも見せたければblogがある。そこから代価を取りたければ、有料メルマガなどの手段もすでに存在する。しかしSNSの価値は、「見せたくない人に見せなくていい」にあったのではないか。

という文章には大賛成です。SNSはコミュニケーションツールのひとつでありながら、そこで言う“コミュニケーション”は非常にクローズドなもので、内輪ウケばんざいなものだと思うんだな。


この新規約云々の騒動を聞いていると、去年の後半辺りから、mixiの日記が元で騒動になった件が何件か続いた件を思い出します。あれって影響してるのかな?でもあれはWebサービスを自分の日記帳だと勘違いした輩のお粗末な顛末でしたよね(勿論、それによってダメージを受けた企業があったりしたことは「お粗末」では済まないことですが)。



ここまで書いて思ったけど、まぁ自分はほとんどmixi利用していないんでいいんですけどねーw