メトロセクシャルとは何か?

 「メトロセクシャル」という言葉を初めて聞いたのは、確か性差に関するネット上の記事を読んでいた時だったように思う。最初は、メトロ=フランスの地下鉄としか思わなかったので、性に関する何らかの個性を持った人たちが、パリのメトロに集ってそう呼ばれるようになった…みたいなストーリーを勝手に頭の中に組み立てていたのだけれど、調べてみるとぜーんぜん違った。
 メトロというのは、「都会」という意味なんだそうな。(メトロポリスのメトロだったわけだー) 元々は「都会的な生活をする男性」という意味のようだけれど、今では「都会に住み、女性と同じくらいにスキンケアやファッションに気を使う男性」という意味合いも含んできているらしい。都会に住んでいて高収入。それでいて、過剰に男らしさを追いかけることはしない。髪さらさら。肌もぴかぴか。そこいらの女子よりきれいじゃない?みたいな。
 少し昔にはこれと似た言葉で、「フェミ男」*1なんてのもありましたね。フェミ男とメトセクは、何が違うんだろう、と少し考えてみた。フェミ男は言動もちょい女の子入ってる。メトセクはストレートなので、言動はふつうの男の子。そんな感じかなぁ。
 メトセクがもてはやされるようになった背景には、やっぱり女性にも経済力が出てきたことが大きいんだと思う。養ってもらわなくたって結構。お金ならあたしが稼ぐ。そうなると、やっぱりきれいなものを傍に置いときたい。ただし、ヒモなんてだらしのない男はまっぴら。メトセクの男性の定義のうちには「高収入」なんてのも入るわけで、そうなると「きれいで、尚且つあたしと対等」これを満たしてくる。


 KAT-TUNが人気とか(KAT-TUNってメトセク代表といってもOKかな)、「きみはペット」が人気とか(ペットになる彼は、金は無いけど確か凄いダンサーなんだよね)、そういうのを見ているとそんなことをちらりと思ったりする。

*1:余談だけど、とぶくすりでやってた「フェミ男のくすり」がちょっと見てみたい。フェミ男なよゐこを見てみたい。