ニュースメモ。

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。


ということで新年一発目…もう明けて1週間以上経ってますが(笑)
本日は産経新聞の総合ニュースサイト|Sankei WEBからのニュース。


自然生かした川づくり 9割が「不自然」


 魚巣を作っても砂で埋まり、無理に蛇行させた川があふれる…。国土交通省が進める自然を生かした川づくりをめぐり、国交省の専門家委員会が調査した河川の9割で趣旨に反した工事が行われていることが分かった。年に数千億円も費やす工事の大部分が不適切な工事だったことで、国交省は、異例の「不適切な工事例」をつくり、指針を全国の自治体などに配布、無駄な河川工事をなくすよう求めている。


実は前職で国交省の下請(工事自体ではなくて、広報誌の企画やイベントの運営等)みたいなところに居たので、この計画のことは少しは目や耳にしておりまして、だからこそがっかりさせられたなぁ。
特に以下の引用部分に刮目。

 レビュー委員会が集めたひどい例では、もともと堤防が土でできて自然が豊かだったのに、コンクリート護岸で覆ってしまったケースや、無理に川を蛇行させた結果、少しの増水で川岸の土砂などが流されてしまったケースがあった。(中略)
 例えば、なぜ土の堤防をコンクリート護岸で覆ってしまったのか。調べた結果、自然の素材に由来するなど、“自然に優しい”タイプの護岸を作ればコンクリートでも事足りると工事担当者が誤解していた。国交省河川局の担当者は「誤解の蔓延(まんえん)は予想以上」という。


はたしてこれは「誤解」だろうか?
もし本当にこの程度のばかばかしい誤解が生まれたのであれば、国交省側の説明能力や熱意の不足は明白だろう。計画の意図・意義を誤解の生まれないように説明する責任が国交省側にはある。
ただし、これは明らかに工事担当者が「自分たちの望む方向に解釈」した意図を感じずにはいられない。「確信犯」ではなく「未必の故意」なのではないかという疑念。
おそらくは、その両方ともが生んだ「誤解」だ。なんともお粗末な話じゃあないか。


…大体な。今年の予算使い切るのに躍起になり過ぎじゃね?