竹中さんのインタビュー記事

「自分のなかの『抵抗勢力』と戦え」インタビュー2007(3)竹中平蔵・前総務相


 メディア業界の構造改革をめざした「通信・放送融合」の懇談会でNTT、NHK、民放を震え上がらせた前総務大臣竹中平蔵氏。シリーズ「インタビュー2007」の3回目は、民間の立場で企業、行政の改革にエールを送る竹中氏に登場いただいた。(後略)


興味深かったので、メモ。


竹中さんは、私の尊敬する佐藤雅彦さん*1との共著「経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)」(対談集形式ですらすら読める!&文庫版も出ているから手を出しやすい!)で初めてどういう方なのかを知ったのでした。
この本での経済についての解説の分かりやすさと、深く正確な知識と論理性に溢れた語り口に敬服したものです。
その「分かりやすさ」というのも「子供でも分かるように平易な口調で」とかそういうことではなく、いかに興味を持ってもらえるか挑戦しているような、読者に対する「ぜひ経済について分かってほしい」という熱意を感じるものでした。


今回の記事の中で興味深かったのは下記の部分。

IT行政を担当するのが経済産業省総務省文化庁でバラバラになっていては、国家戦略は立てられない。(抜粋)

企業価値最大化を考えない大手企業と、企業価値最大化「しか」考えないベンチャーでは、一緒に新しいサービスを生み出せないのも当然だ。(抜粋)


在野での発言力の高さには感服します。かっこいいなぁ。

 

*1:佐藤雅彦さんについては、コチラ→MASAHIKO SATO | TOPICS