柿(かき)と杮(こけら)はこんなに違う文字なのか!
さっき知ってびっくりしたので、メモしておきます。
もうご存知だった方は笑い飛ばしてください。
お恥ずかしながら、「柿(かき)」と「杮(こけら)」って漢字、どう違うのか分かってなかったんです。
言うまでもなく、「柿(かき)」は秋の果物であるアレ。
「杮(こけら)」は「杮落とし(こけらおとし:新築または改築した劇場の初興行。また、開場行事。@大辞泉)」という言葉でよく使われますね。
Excelで、フォントタイプをMS明朝、フォントサイズを120で表示したところ。
さて、どっちが「かき」でどっちが「こけら」でしょう?
「わかんねーよwww」「一緒じゃねーか!」って声が聞こえてきそうです。
ですよねーwwww
そこで…
フォントをHGS教科書体にしてみました。
「おおっ!違う!!」と思われたのではないでしょうか。(ちなみにHGS教科書体において「こけら」は外字のようなので変化なし)
左が「かき」で、右が「こけら」です。
具体的には、「かき」は旁(つくり)が、「市=なべぶた+巾」、「こけら」は旁の縦棒が突き抜けて1本、らしいです。
知らなかった!一個賢くなった!!というお話でした。
ちなみに「杮落とし」の由来はこんな感じみたいです。
こけら落としの「こけら」とは、材木を削った時に出る切り屑のことである。
新築や改装の工事の最後に、屋根などの「こけら」を払い落としたことから、完成後の初めての興行を「こけら落とし」と言うようになった。
漢字辞典、欲しくなったなぁ〜。