俺の屍を越えてゆけ

購入→俺の屍を越えてゆけ―呪われし姉弟の輪舞 (ファミ通文庫)(小説)
いやぁ、面白かった。元々、このゲームのファンで、攻略本まで面白く読めてしまうなんて、本当に凄いと思ってた。ゲームデザイナーの枡田省治さんの中での壮大な物語が、色んな視点から見ることで更に深みを増して、プレイヤーの前に提示されるんだよね。一種の叙述トリックのような仕掛けもあったりして…。
全体を通して、時間の流れ通りに物語を紡ぐと、この小説の通りになるんですね。うーむ、これは結構…深い。
神様も動いてて嬉しかったよ(笑) これまでは、ゲーム中に出てくる分と攻略本に掲載の分しか、神様情報が無かったからね。「あぁ、こんな喋り方をするのか」とか「こういう繋がりがあるのか」とか、肯くことしきり。
個人的には、雷電・太刀風の五郎ブラザーズの話も読んでみたいなぁ。好きな神様は、男神だと光無ノ刑人とか十六夜伏丸、女神だと東風吹姫とか百合唐蝶子ですよ、と知り合いに言ったら、「女神の好みが分かり易すぎる」と笑われました(笑)