「教室型」のお笑い
「レッドシアター」と「めちゃイケ・はねトび」
最近のお笑い番組の中で爆笑レッドシアターが好きで、ほぼ欠かさず毎週見てます。(と言うか、しずるとジャルジャルが一緒に見れる事が個人的に贅沢だなぁと思っているので、全メンバーに愛があるかと言われると自信はないw) 内村支配人の人柄か、なんだか和気藹々とやっているのが見ていて微笑ましい。
フジで、若手数組を固定で集めて…と言うと、めちゃイケ(とぶくすり)・はねトびの新しい波枠が思い浮かぶんだけれど、Wikiで見ると違うんですね。*1
「教室」と「部活」
ところでレッドシアターのメンバーの何がいいかと言うと、わいわいとそれなりに仲の良い教室の中を見ているような感覚があるってこと。(個人的な感覚なんだけど、分かってもらえるかなぁ)
対するめちゃイケ・はねトびは、部活みたいな感覚がしてた。それも体育会系の。
何故かなぁと考えていてふと気付いたことがありまして。
部活感のないレッドシアターには、めちゃイケで言うナイナイのような、はねトびで言うキンコンのような、時に強引なほどの「牽引役」…部活っぽいという言葉にあてはめれば「キャプテン役」がいない。(狩野さんがリーダーに選ばれるくだりもありましたけど、あれだって「リーダーなのに、リーダーらしい仕事をさせてもらえない(むしろ虐げられている)」というギャップの笑いを生むためのポジションですからねw)
その一方でレッドシアターの中心にいるのってウッチャンで、その存在は“担任の先生”みたいなんだと思う。メンバーのコント中にはゲストや客席・視聴者と同じ目線でコントを楽しんでいて、コントが終わるとコメントを入れる。冒頭の挨拶やエンディングのミニコントで存在感をアピールしてる。それって教室内における担任の先生みたいなスタンスだなぁと思うわけだ。
もちろん教室の中にも、目立つ生徒や目立たない生徒、優等生やクラス委員、勉強は出来ないけど足が速い子、とか色々いるわけですけど、先生の目から見たらみんな同じ「生徒」なんですよね。(あ、教師を聖職と見ているとかじゃなくて、一般的なイメージですw) で、上で述べた通り、メンバーのコント(生徒の活動)を見守るウッチャンの視線は視聴者に近いので、自然とレッドシアターに「教室」のお笑い、という感覚を持ったんじゃないかなーと思うんです。
最近のお笑い番組のトレンド?
この構図って、ごく最近の若手を使ったお笑い番組にはちょくちょく見られるような気がします。爆笑レッドカーペットでの今田さんとか、あらびき団での東野さんと藤井さんとか。若手にネタをさせて、それについてコメントをする、みたいなね。
“兄さん”クラスの芸人たちが司会を務める世代になったから起きてる現象なのかな?
生徒が集まった中で牽引役の「キャプテン」を決める「部活型」のお笑いから、今は生徒たちを見守る「担任」のいる「教室型」のお笑いにシフトしてきているように思うのですが、いかがでしょうか。